2009年3月、両親が金婚式を迎えることとなり、お祝いにラスベガスへ。
今まで親不孝はたくさんしたけれど親孝行なんてしたことがなかったのでちょっと無理して奮発するも「アメリカなんて物騒な!!」と口を揃える両親。
「大丈夫~!俺に任せて!ラスベガスは今まで一度も危ない目に遭ったことないから!」(実際そうでした)
ところがそういう時に限って神話は崩れるんですね。。。(悲)
ラスベガス現地2日目、プレミアムアウトレットへ行ったときの話しなんですが
行きはDeuceという2階建ての観光用バスで。
このDeuceに乗るにはDeuceカード(1日券で$7)というのが必要なんですが
買物を済ませ帰ろうとしたときに近くにCatバスの停留所が。
Catバスというのは市内を走る普通の路線バスでなんですがこのDeuceカードでもCatバスに乗れるのかどうか分からなかったので、同じバス停で待つ二人の黒人女性に身振り手振りで聞いてみたんですよ。「このカードでCatバス乗れます?」みたいな。。。
するとプロレスラーみたいな片方の黒人女性が何やら一方的に捲し立て、カードを奪われそうになったんですね。
言葉はわかりませんでしたが雰囲気的に解釈すると、「彼女(もう一人の黒人女性)が失くしたカードだよ!あんた盗ったでしょ!」というような主張。
「このカードで乗れますか?」が「このカード落としませんでしたか?」に話がすり替わってしまったんですね。
「NO!NO!NO!」何度言ってもラチがあかず、その場は無視してタクシースタンドへ歩き出す。訳がわからず私の後を追う両親と嫁。
「はあ~ こんな時になんでこうなるんだよ!!」(怒)
両親は無言でしたが、たぶん「それ見たことか!アメリカなんて!」と思ったでしょうね。
カッコいいはずの親孝行が何ともカッコつかない親孝行旅行に!!