ラスベガスへ行くのに気になる事のひとつが航空券です。航空券にはいくつかの種類があり、利用条件や価格もかなり異なりますので色々と比較検討して購入するようにしたいものです。
航空券の種類
航空券は大きく分けると下記のように分類されます。
正規航空券(ノーマルチケット)
国際航空運送協会(IATA)で規格された航空券でファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスすべてが購入可能。年間を通しどこで買っても一定価格。 若干割高ですがIATA加盟のいかなる航空会社もOKで、出発前で購入後1 年以内ならばキャンセル料をとられず払い戻しが可能。また、他社便への乗り 換えや途中降機が可能。購入先は航空会社、旅行会社共に購入が可能でほとんど制約がないというのが大きなメリットですが航空券の種類としては最も高価なチケット。
ペックス(PEX)航空券
ペックス(PEX)航空券とは航空会社が独自に指定した割引航空券の事です。
正規航空券に比べ価格が安いのが特徴ですが、エコノミークラスに限定されている事、原則的に予約変更・経路変更ができないことがデメリット。
なお、ペックス(PEX)航空券にはゾーンペックス(ZONE PEX)とエイペックス(APEX) があり諸々の制限を設定しているゾーンペックス航空券の中でも、更に予約と購入の時期を制限するなどをして、さらに価格を下げた設定になっているチケットがエイペックス(APEX)になります。
格安航空券
団体ツアー用の割引航空券やIATAのバラ売り航空券等を旅行会社が安価で販売しているチケット。 往復の利用便を予約してから購入しなければならないほか、予約の変更やストップオーバーといわれる途中降機などに関して値段が安い代わりにさまざまな制限が伴います。
でもなぜ、「割引航空券は格段に安い」のかというと、航空機というのは空席があっても飛ばなければならない宿命があるため、空席が多いと当然ながらその分赤字運営となってしまいます。なので多少安くしても「団体割引用」として大量に旅行会社に売ってもらった方が効率は良くなるわけです。これを各旅行会社が「格安航空券」と称し販売しているわけです。
なので旅行会社でしか購入することができませんが「安い」という点では非常に身近であり「できるだけ安く旅行をしたい」という人にはうってつけの航空券といえます。
LCC正規航空券
最近よく耳にするLCCというエアチケットですが、このLCCの語源はLow cost carrier(ローコスト・キャリア)の頭文字をとったもので、ローコスト・キャリアを直訳すると「格安航空会社」という事になります。要は簡単に言えば大手の航空会社よりも運賃が大幅に安い航空会社の総称という事です。
LCCは国際航空運送協会(IATA)に加盟していない事、また徹底的にコストを削り運営されている事によりかなりお安いチケットとして販売されています。ただ、現在の運航路線は日本国内と東南アジア、オーストラリアのメルボルン、ハワイのホノルルあたりに限定されているようで、ラスベガス(アメリカ本土)への運行は行われておりません。