旅行日程がどんなに短くても、またどんなに安全な国と言われていようと、ラスベガスに限らず、海外旅行先では何が起こるかわかりません。
病気、紛失、盗難、事故…、災難は自分がどんなに気をつけていても完全に防げるものではありません。
特にラスベガスなどのアメリカでは医療費等が日本よりかなり高額です。またホテル等でのアクシデントにも細心の注意が必要です。
ついうっかり高級な壺を落として割ってしまったり、お風呂のお湯を出しっぱなしにして浸水させてしまい何千万円という高額な請求をされてしまうなどという事も珍しくありません。
「安心料を買う」という意味でも、海外旅行損害保険に必ず加入される事を是非おすすめします。
どんな保険に加入すればいいの?
保険は強制的に入らなければならない基本契約と、任意的に入る特約とで成り立っています。
様々な保険(疾病・傷害・賠償責任・救援費用・携行品)を一つに組み合せた商品もありますが、個々の重要度にあわせて自分で組み合せてアレンジする事も可能です。
携行品の盗難や破損については一個あたりの保険金額の限度が決められていますので高価なものは必要以上に持ち歩かない方が無難と言えます。
また危険を伴うスポーツなどに参加する予定がある場合などは保険摘要外であったり保険料が割り増しになったりする場合がありますので保険会社に相談してみて下さい。
加入手続きはどこで?
海外旅行損害保険の加入は旅行会社か損害保険会社で加入できます。
よく渡航直前に空港カウンター等で加入される方もいらっしゃいますが、自宅から空港までの間にも何が起こるかわかりません。なるべく出発の前日までには加入しておきましょう。
保険請求の仕方について
万が一病気や事故に遭ってしまった場合、30日以内に保険会社に連絡して請求手続きを行ってください。
請求は現地で行うか日本で行うかの二通りがありますが、旅行期間が長かったり、直接保険会社が精算してくれる(クレームエージェント)システムの場合等は現地での請求という事になります。
その場合、海外旅行損害保険の冊子に記されている「日本語アシスタンスサービス」に連絡をして指示を仰ぎましょう。(注:渡航先により稀に日本語が通じない場合があります)