ラスベガスでの交通手段

ラスベガスのマッカラン国際空港からラスベガス中心部への交通手段は3つあります。

なかでもタクシーはラスベガス中心部まで5~15分、ノンストップで行ける最も速い移動手段ですが、本章ではラスベガスでの交通手段毎の所要時間、料金、その機関の特色について早見表にまとめてみましたので参考になれば。

交通機関 所要時間 料金(片道) 運行時間 特色
シャトル ストリップ(中心部)へ15~30分。ダウンタウンへは20~30分 ストリップまで$7.50~。ダウンタウンまで$9程度 24時間運行 乗車数がある程度集まると出発するタイプ
タクシー ストリップ(中心部)へ15~15分。ダウンタウンへは15~20分 初乗り$3.50+空港通行料$2。ストリップまで$15~$25。ダウンタウンまで$30~$35程度(チップ別) 24時間運行 最も早い移動手段。空港の到着ロビーの東側出口にタクシー乗り場がある
公営バス ダウンタウンへ30分~60分 $2 24時間運行 荷物が多い場合は不便。ただし料金は最安値。ダウンタウンまでは乗り換えなしで行けるが所要時間が長い

アメリカ国内からのラスベガスへの入り方

アメリカ国内の各主要都市からラスベガスへは飛行機のほか、レンタカーや長距離バスを利用する方法もあります。ロサンゼルスやサンフランシスコ、ソレトレイクシティなどが起点となっています。

ラスベガスへの主な航空路線図( )はおおよその所要時間

飛行機

ラスベガスへはアメリカン航空、デルタ航空、ノースウエスト航空などの多くの航空会社が就航を行っています。特にラスベガスへの路線が充実しているのはアメリカウエスト航空、サウスウエスト航空で、直行便の運航はロサンゼルスとサンフランシスコ、東側ではソルトレイクシティやフェニックスなどからラスベガスへ就航しています。

長距離バス(グレイハウンドバス)

アメリカ主要都市を結ぶ長距離バス(グレイハウンドバス)は利便性が高く便数も充実しています。航空機での直行便がない都市からでもほとんどラスベガスへ入る事ができます。

グレイハウンドバスのチケットはバスターミナルのカウンターへ行けばどの街からでも買う事ができます。但し、混雑が予想される年末年始などは予約をしたほうが無難です。グレイハウンドバスはラスベガスのダウンタウンにあるバスディーポという場所に全て到着しますのでそこからストリップまではCATバスやタクシーを利用する事になります。

(グレイハウンドバス)料金表

出発地

片道の料金

(単位:ドル)

便数/日
サンフランシスコ   (所要時間14~17時間) 72 4~8便
ロサンゼルス     (所要時間5~8時間) 43 16便
ソルトレイクシティ  (所要時間8時間) 55.50 2便
フェニックス     (所要時間7~9時間) 46.50 4便

マイカーorレンタカー

自動車でラスベガスへ入る場合、大都市からではロサンゼルスが一番近い。地図上ではそれほど変わらなく見えるサンフランシスコの場合はラスベガスへは一泊を覚悟で。

ロサンゼルスから

10号線を東に向い、15号線の分岐点北上する。ラスベガスへは約480kmの距離。

サンフランシスコから

4号線を東へ向かい、99号線の分岐点で南へ。ベーカーズフィールドで58号線を東方面に向かう。バストゥで15号線に乗り北へ。ラスベガスへは約960kmの距離。

ラスベガスでのレンタカー

ラスベガスはストリップだけの移動であれば公共の交通機関が便利ですが、ラスベガス滞在を自分流に楽しむならレンタカーを借りてみてはいかがでしょうか。

ストリップエリアの滞在だけであれば公共交通機関で充分かも知れませんが、ラスベガス近隣の国立公園や郊外スポットなどを効率よくまわるのであれば、ラスベガスでレンタカーを借りる事は非常に効率がいい手段といえます。

本頁ではラスベガスでのレンタカーの借り方やシステムについてまとめてみました。なお、ラスベガスの各主要ホテルにはレンタカー会社のカウンターがありますが、出発前に日本で予約する事もできます。

ラスベガスでのレンタカーの借り方

■日本で予約する場合

レンタカー予約はラスベガス現地で借りるより割引クーポンや保険料込のプランもあるので日本で予約すると便利。レンタカー会社の予約窓口に連絡し、借りる日時、ピックアップの場所と時間、さらに希望する車種などを伝える。後はバウチャーが送られてくるのを待つ。

■ラスベガス現地で借りる場合

ラスベガスのホテルや空港などにあるレンタカー会社の予約カウンターにて予約ができます。料金はシーズンや会社により異なります。また基本的にラスベガス現地での予約は保険料を含んでいないものが多いので日本での予約よりもやや割高になる事が多いかも。なお、ラスベガス現地での支払いはクレジットカードが一般的です。

ラスベガス現地で借りる場合の手順

■希望する車種やラスベガス滞在日数を伝え、日本の免許証・国際運転免許証・免許証と同一名義のクレジットカード・パスポートを提示します。

■返却時のガソリン満タン返しの有無、走行距離制限の有無などをよく確認して契約書にサイン。なお、保険加入はくれぐれもお忘れなく。

■係員が車をピックアップしてくれるので前もって車体のキズや操作方法などを確認して出発する。

ラスベガスでのガソリンの入れ方

ラスベガス(アメリカ)でのガソリンスタンド(Gas Station)はセルフ式が一般的。ほとんどのスタンドにコンビニのようなショップが併設しておりそこで料金を支払う事が多い。

■車の停止

レンタカーの給油口の位置に合わせ車を停める。

■支払い

(キャッシュの場合)
先に料金を支払う場合はショップのレジにて給油する量の料金を支払う。「Pump○(ポンプ番号)Unleaded(種類)料金を告げて支払を済ませればOK。料金は日本よりかなり安く、大型車でも$30~$40で満タンに。

(クレジットカードの場合)
カード差し込み口にクレジットカードを挿入し、「REMOVE YOUR CARD」というサインが出たらカードを引き抜く。

■給油

料金とメーターが0である事を確認しノズルを給油口に差し込みグリップを握る。グリップは握っていれば満タン時に自動で止まる。量を見ながらの給油の場合はグリップの握り加減で調節する。

■ガソリンの種類

給油ノズルが1つしかない場合はガソリンの種類を選択することになります。(ボタンで)
レンタカーの場合はUn-leaded(無鉛)でOK。有鉛(leaded)は使用しないように。時に、有鉛が「Regular」と表示されている場合もある。アメリカでの量単位はガロン。(1ガロンは約3.8ℓ)無鉛ガソリンの場合で1ガロン約$1.80~$2

ラスベガスでの運転上の注意点

■左ハンドル右側通行

ラスベガスでは、まず、日本と違うのがハンドルの位置。アメリカではご承知のとおり左ハンドルの右側通行。特に右折や左折時、パーキングから出る時などは細心の注意を。

■マイル表示

速度と距離の表示はマイル(Mile)で表示される。1マイルは約1.6kmとなります。ラスベガスでの制限速度は基本的に65マイル(約104km)ですが郊外やラスベガス市街地では格差があるため表示サインに注意。

■信号

ラスベガスでは、たとえ前方が赤信号でも一時停止をして左右から歩行者や車が来なければ右折が可能。ただし右折禁止の場合は表示が出ていますので注意しましょう。

■「4WAY」標識

信号のない交差点などで一時停止を意味する「STOP」とともに「4WAY」の標識があった場合にはその交差点の停止線に先についた車両から順に発進するというルールがある。いつまでも停車していると即クラクションを鳴らされるので注意。

■スクールバスについて

映画等でおなじみの黄色いボディーカラーのスクールバス。このスクールバスの停車中は追い越しは厳禁となっています。

■駐車違反について

ラスベガス(アメリカ)での駐車違反は日本よりはるかに厳しいので必ず駐車場やパーキングメーターの利用を心がけましょう。

レンタカーの返却

ラスベガスでレンタカーを借りた場合、返却場所は借りた営業所が基本になりますが他の営業所での「乗り捨て」も可能です。この場合は追加料金が必要となります。ガソリンも満タン返しのところもあれば追加精算を現金にておこなえるところもあり様々です。営業時間を過ぎてしまって閉店後に返却する場合は決められた駐車場に駐車し、キーを返却ボックスの中に。

トラブルについて

■ラスベガスで事故に遭ってしまったら

ラスベガスでの交通事故は事故の大小に拘らず警察911へ。(救急車も同番号)
警察が到着したらその指示に従う。レンタカー会社へも連絡し、相手がいる場合等は相手の車種、ナンバー、免許証番号を控えておく。

■ラスベガスで違反をしてしまった場合

ラスベガスで違反切符を切られた場合、反則金の支払いは郵便局か警察で支払う事になります。反則金の納入は必ずラスベガス滞在中に済ませる事。未納のままラスベガスから帰国した場合、日本に請求書が送られ、金額も何倍にもなっている事があるので要注意です。

ラスベガスのタクシー(Taxi)

ラスベガスのタクシー車両はセダン、ミニバン、SUV の 3タイプがあり、料金はどのタイプに乗っても同じ料金体制です。

車両台数も三種ともほぼ同じ程度の車両数が走っています。

定員数は意外にもどのタイプでも 5人 (運転手も含めると6人) となっていますが、大きな鞄や旅行ケースなどを持つ場合セダン タイプの車両ではスペース的にむずかしいかと思われます。なので、大きな荷物等を有する場合はミニバンやSUVを選ぶ事になります。

ラスベガスでのタクシーの乗り方

ラスベガスの場合 安全上の配慮から、「流しのタクシー」は基本的にありませんので空港やホテル、レストランなどの所定のタクシースタンドのサイン(看板)のある場所から乗車することになります。しかも、乗車する人数や荷物の大きさや個数を見極めて係員が配車(乗車)してくれますので安心です。

なお、ラスベガスのホテルでのタクシー乗り場においては、タクシーを誘導しドアを開けてくれるポーターに対しては チップをお忘れなく。 チップの目安はこちらをご参考に。

また、ラスベガスのタクシーはドアが日本と違い自動ドアではありませんので閉め忘れぬように注意が必要です。

ラスベガスのタクシー料金

乗車運賃は初乗り ( 1/12 マイル、約 133m まで) が $3.30。その後 1/12 マイルごとに $0.20 (つまり 1マイルで $2.40。kメートル換算にすると1km につき $1.50)。待機料金は 1時間 $30 ( 1分につき $0.50。)

待機料金とは、停車または時速8マイル(約13km/h) 以下での低速走行時の時間に対して課せられる料金の事)ちなみに ラスベガスでは2003年 10月から始まった新たな条例により、シートベルトをしていない乗車客には $25.00 の罰金が課せられますのでご注意を!